基礎土木工事はどのようにして進行する？

こんにちは！大阪府四條畷市に拠点を置き、各種土木工事を手掛けている濵村建設工業株式会社です！
基礎土木工事は建物の健全性を保つためには欠かせない工事ですが、その具体的な作業内容までご存じの方は少ないのではないでしょうか？
今回のコラムでは、一般的な工法を例として、基礎土木工事がどのような流れで進んでいくのかご紹介していきます。

基礎ができあがるまで

1.地縄張り～掘削工事

まず、基礎となる場所の外周に縄や使って印をつけた後、木杭などを使って基礎の高さを示す作業を行います。
この時並行して重機を使って基礎の地盤まで土を掘り返す掘削工事と呼ばれる作業を行います。
作業期間は大体1～2日ほどを費やします。

2.砕石敷き～捨てコンクリート

地盤の耐久性を上げるために、細かく砕いた石（砕石）を敷き詰めます。
この際、建物の重みによる沈下を防ぐために、機械で地面全体を締め固めることが重要です。
敷き詰めた砕石の上から防湿シート処理を施すと、基礎の外周部に「捨てコンクリート」を流します。
捨てコンクリートとは、建物を正しい位置に建てるためのものです。

3.配筋～型枠組み

建物がRC造りの場合、強度を維持するために鉄筋を組みます。
近年の簡素化された工法を用いれば、2～3日程度で完了する場合もあります。
鉄筋が組み上がったら、後の工程で流すコンクリートが外部に漏れないように、基礎外周に型枠を組みます。

4.コンクリート流し～型枠外し

以上の準備が整ったらベースとなるコンクリートを流していきます。
まず、基礎のベース部分にコンクリートを打設し、平らにならしていきます。
そして、コンクリートが乾燥したら基礎の内部に型枠を組み、再びコンクリートを打設します。
ベースコンクリートが乾いて十分な強度を確認次第、雑コンと呼ばれる仕上げコンクリートの打設を行い、型枠を外したら基礎土木工事が完了となります。

以上の工程をしっかりと実施することで、安全な建物が建築されているのです。
多階層の建物の場合は、この作業を繰り返して層を重ねていきます。

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